Odooにおける調達の基準(Buy、Make to Order)

2015年9月8日 by
Odooにおける調達の基準(Buy、Make to Order)
Manami Hashi

Odooは、在庫をお持ちの企業様に、在庫管理のシステムとしてお使いいただけますが、今回は、在庫を調達する際の考え方(基準)についてお話したいと思います。


在庫調達の基準として、一般に、二通りの基準が考えられるかと思います。


在庫としてストックするために調達する在庫基準と、受注があったときに調達する受注基準です。


Odooにおいて、在庫基準か受注基準かを設定するには、製品 -> 調達タブ から、Buy(購入)Make To Order(受注基準)を選択します。


skitch(製品画面 -> 調達タブ)
(MRPモジュールをインストールしている場合は、ここにManufacture(生産)が加わります。)

在庫基準としたいときはBuyのみを、受注基準としたいときはBuyとMake To Orderの両方を選択してください。


まず、在庫基準の場合、在庫が減ったときに自動で(※)調達を行う、再発注ルールを設定することができます。


skitch(製品画面)
skitch(再発注ルール画面)


在庫が最小数量を下回ったとき、最大数量に到達するまでの数量分、調達を実行します。


一方、受注基準の場合は、受注があったときに自動で(※)、調達を実行します。

(※調達の実行には、倉庫 -> スケジュール -> スケジューラの実行 が必要ですが、モジュールを利用して、自動化することも可能です。)


調達の状況は、倉庫 -> スケジュール -> 調達 で確認できます。

skitch
skitch


たとえば、Make To Orderによる調達を選択すると、

MTO(調達画面 -> 追加情報タブ)

発注オーダ(PO=Purchase Order)が生成されていることがわかりますね。


以上、Odooにおいて、在庫調達の基準を設定する方法でした。

製品の設定で、BuyとMake To Orderって何だ??となったときに、ご参考になれば幸いです!

Odooにおける調達の基準(Buy、Make to Order)
Manami Hashi 2015年9月8日
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