21/10/07、Odooバージョン15.0のお披露目の2日目。各アプリの改善や変更点の紹介が行われる前にOdoo社CEO Fabienのキーノートスピーチがありました。
内容はOdooの強みや今後の展望についての説明です。抜粋した内容を本記事に。
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Why I love Odoo
Odooに関わる人々の数は、時が経つとともに、今回のような新しいVersionをリリースするごとに、増えています。Odooとは?Odooの価値とは?なぜ多くの人々からの支持を得ているのか?改めて話しました。
① Odooというソフトウェア
ビジネス活動において、そこに従事する人々の誰しもが「より効率的に」「より負担なく」という願いや思いを持っているはずです。一方で、現在のビジネスを取り巻く環境の多く、特に中小規模の企業は、合理的なシステム化が進んでいない場合が多いのが現実です。
- 10年前から変わらないオペレーション
- システム導入はしたが煩雑でわかりづらい管理方法
- 費用対効果よく全体のシステム導入の画を描き、推進していく社員がいない
このような問題を解決し、人々のビジネス活動における環境を改善していく。
そんなソフトウェアがOdooです。
② Communityの存在
Odooはオープンソース(ソースが公開されている)であるが故、世界中の開発者やユーザがOdooのコミュニティを通じて繋がり、良い評価も悪い評価もオープンになおかつ活発にコミュニケーションが行われ、結果としてOdooという製品が日々進化しています。
ほかのERPにはあまりない「コミュニティ」の存在によって、問題解決のための打ち手のバリエーション、実現するスピードなど、多くのメリットを得ることができています。
③ 成長性
もうすでに皆さんがご周知のとおり、Odooはユーザ数や収益など急成長をしている最中です。
昨年のこの時期、Odoo本社の社員数は約1,000名でしたが、現在は倍くらい増えて約1,800名。来年の採用計画は3,000名にする予定。コミュニティの成長スピードに合わせ、なおかつよりマーケットのニーズに応えるような革新的なバージョンアップを目指します。
④ 市場への影響度
こちらも改めての説明になるかもしれませんが、現在Odooには700万人ものユーザーがいます。それだけで大きな影響力を持っているプロダクトだといえます。Odooパートナーは世界で4100社、その先に関わるフリーランサーやWebデザイナーなども含めると本当に大きな影響をもっています。
ちょっと、、、バイネームで言い過ぎかもしれませんが・・・。
Odooは他のERPと比べ顧客視点で、オープンで、ユーザフレンドリーなソフトウェアです。規模が大きくなればなるほど、その数だけ人々がより「働き方がいい方向に変化した」と言えるでしょう。
そして、ここまで来れたのは間違いなくOdoo社の力ではなく、Odooに関わるコミュニティがあってのことです。
それに対して感謝すると共に、今後更に大きな価値を生み出すと宣言します。
Odoo V15
今回のV15のリリースも、過去最大の大規模な改善が行われました。
① 主な改善点
特にパワフルな改善が行われたのは
- 各アプリ内のコミュニケーションや連携機能(チャット、ZoomやTeamsなどのビデオ、文書など)
- 小売情報管理機能(購買、物流、保守、ECサイトなど全てのビジネスフローを一括対応)
- Webサイトビルダー(多様なビジネスに対応、クリエイティブ、バックエンドともシームレスに連携)
- 会計(会計に関わるあらゆる文書をデジタルかつ情報管理)
多様なビジネスモデルにも対応し、その情報連携をOdooというたった一つのソリューションで行える。
今回の改善は、そんなERPの目指す姿に、大きく近づいたものになりました。
➁ 顧客セグメントの拡張
これまでコスト安さや、導入スピードの観点から、中小規模向けとされていたOdooですが、ここまでの規模や機能になったことで本格的に大規模企業への展開が始まると予想しています。
③ 変わらないこと
Odooはエコシステムで、顧客視点である。この方針は変わりません。
旧態依然とした「管理者のためのシステム」ではなく、「管理者のため、ユーザのためのシステム」を提供します。
可能な限り無駄なく、低価格で。
ここまでの規模に成長できたのは、Odooに関わる人々が、これらをゆるぎないビジョンとして、同じ目線で進んできたからであると言っても過言ではありません。
まとめ
大きな進化と急成長、そして今後もそれが加速していく・・・。
Odooは今そんな状況にあります。
マーケットにどんな影響を及ぼすか、今後も楽しみですね!
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