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レコードの変更履歴を残す - auditlog

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Tim Siu Lai

概要

Auditlogは、Odooデータの変更履歴です。ユーザーが操作したログを記録し、管理者が確認することができます。

一部の標準機能では、変更記録がチャター(画面下部の変更履歴)に表示されますが、記録対象外の項目も多数あります。

記録対象外項目のデータの変更履歴を追跡するには、Auditlogモジュールがおすすめです。
OCAリポジトリ: https://github.com/OCA/server-tools/tree/12.0/auditlog


設定手順

1. Auditlogに関するメニュー項目をアクセスするため、Odooの「開発モード」を有効化します。



2.  管理設定 > 技術設定 > Audit > Rules を表示します。

Rulesの画面で、ログを記録したい対象項目を追加登録すると、Odooデータ変更履歴の記録を開始します。
記録できる変更履歴は以下の通りです。

  • 作成 [Log Creates]
  • 読取 [Log Reads]
  • 更新 [Log Writes]
  • 削除 [Log Deletes]



4. Rulesの新規登録画面で検索する「Model」の名称は、各画面のURLから確認できます。

  • ログを記録したいメニュー画面(例:「販売見積」)を開きます。
  • 画面のURL(アドレスバー)を確認します。URLの中に含まれる「model=xxx」の部分が、Rulesの画面で検索する「Model」の名称です。
    • 「販売見積」の場合は「sale.order」がモデル名です。



5. 登録した「Rules」を開き、「Subscribe」ボタンを押すとログの記録を開始します。

6. ログ記録の開始後、管理設定 > 技術設定 > Audit > Logs で、ユーザーのデータ変更履歴(ログ)を確認できます。



7. ログの削除設定

記録したログは削除しなければデータベースに残り続けます。必要に応じて定期的に削除するとよいでしょう。

管理設定 > 技術設定 > 自動化 > スケジュールされたアクション でログ定期削除のスケジューラーを有効化します。

Auditlogモジュールをインストールすると [Auto-vacuum audit logs] の設定が自動的に追加されています。

標準では無効化されているので、編集画面を開き [Active] にチェックを入れて保存します。この画面でログ定期削除スケジュールを変更することも可能です。


※V16以降「Log Export」のオプションが追加されました。対象のモデルがエクスポートされたときにログが残るようになります。


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