自社開発したモジュールや、Odoo Appsのアプリケーションをインストールするにはどうしたらよいでしょうか?
Odoo v10以降では以下の方法でインストールすることができます(v9以前のインストール方法はこちら)
モジュールのインストール手順
開発者モードを有効化しておきます。
モジュールをOdooサーバ上のアドオン管理ようフォルダに保存し、設定ファイルのアドオンパスに設定します。
Odooサーバを再起動します。
Odooにログイン後 [アプリ] の画面で [アプリリストを更新] を選択します。アプリリストを更新することで、2で保存したモジュールをアプリリストに表示することができます。
検索ボックスでモジュール名を指定し、モジュールを検索します("アプリ"の検索タグが指定されているとモジュールが表示されないので注意)
検索したモジュールの [インストール] をクリックし、インストールを実行します。※モジュールに不備がある場合はエラーメッセージが表示される場合があります。
OCAモジュールのインストール例
以下は実際にOCAのモジュールをインストールする際の手順例です。自社開発のアプリケーションも同じ手順でインストールすることができます。
アドオン管理用フォルダのパスを指定します。
設定ファイル(odoo.conf)に、アドオン管理用フォルダ(custom_addons)を指定する例
[options]
addons_path = odoo/addons,custom_addons
......
......
addons_path = odoo/addons,custom_addons
......
......
※odoo.confから見た相対パスで指定します。
インストールするモジュールをアドオン管理フォルダに保存します。
ここでは、gitのリポジトリからモジュールのソースコードをcloneし、利用対象のモジュールをアドオン管理用フォルダに保存します(gitを利用しない場合は、zip等でダウンロードしたフォルダを解凍した保存してください)
■リポジトリ(例:sale-workflow) の v11.0(ブランチ) をダウンロードする例
git clone -b 11.0 https://github.com/OCA/sale-workflow.git
# 11.0のブランチであることを確認する
git branch -v
=> 11.0 .....
# 11.0のブランチであることを確認する git branch -v
=> 11.0 .....
■ダウンロードしたリポジトリ内の「sale_order_secondary_unit」モジュールを利用する場合
mv sale-workflow/sale_order_secondary_unit [アドオン管理用フォルダのパス(custom_addons)]