用途
GoogleのreCAPTCHAサービスと連携し、不正なフォーム送信を検知・ブロックします。
ボットによる悪質なフォーム申し込みが多発する場合に有効です。
機能説明
Odooで利用するreCAPTCHA v3は、送信者の信頼値に基づいて検査を行います。信頼値に基づきフォームなどの送信を検査し、設定された信頼値を下回る送信を無効化します。ロボットですか?という表示はされません。
※ 2024年12月現在、Odoo標準のreCAPTCHA連携機能の保護対象は問い合わせフォームに限られ、サインアップ・ログイン・パスワード変更の各画面は保護されていません。
設定方法
1. サイトキーとシークレットキーの生成
まず、公式サイトでreCAPTCHA v3のサイトキーとシークレットキーを生成します。生成方法はGoogleの公式サイトをご確認ください。公式サイトリンク
2. Odooへの登録
[管理設定] > [連携] > [reCAPTCHA]にて、生成したサイトキーとシークレットキーを入力します。これにより、GoogleのreCAPTCHAとOdooを連携させることができます。
3. 信頼値の設定
最少スコア欄には、0~1の範囲で信頼値を設定します。この値は、悪質な操作をブロックするための基準です。不正操作がブロックされない場合、数値を上げることを推奨します。
4. ユーザーへの通知
通常、ユーザーはreCAPTCHAの保護下にあることに気づきません。ユーザーに通知するには、webページ編集画面で「reCAPTCHAのポリシーの表示」をオンに設定してください。
これにより、各フォームが保護されていることを示すメッセージが表示されます。