前回のOdoo V15リリース - 新機能や改善ポイント(1)に続いて、POS、在庫管理、製造についてのまとめです。
関連記事はこちら
Odoo V15リリース - 新機能や改善ポイント(1)
Odoo V15リリース - 新機能や改善ポイント(3)
Odoo V15リリース - Odooの強みや今後の展望
POS
新しいPOS
・店内サービス
・B2C &B2B
・顧客が柔軟な選択をできること
・アフターセールスサービス
・eコマース、CRMとの連携
Info box
POSアプリでは、Odooのバックエンド画面を表示させないで、ほとんどの操作を行うことができます。
プロダクト左上の" i "ボタンを押すと、プロダクトについての主要な情報を参照することができます。
複数の価格表
B2C、B2Bなど顧客によって価格表を変えることができます。
値引き
OdooV15.0から値引きを入力できるようになりました。
個人的な現金補充
つり銭が足りない時などに、自分の財布から現金を補充した場合に記録しておくことができるようになりました。
頭金の入金記録
Odooのバックエンドで入力した見積もりに対して、頭金の入金を記録しておくことができます。
入荷オーダを簡単に見つける
バーコードをスキャンすると、そのプロダクトを含む入荷オーダが表示されるので、処理対象のオーダを簡単に見つけることができます。
クーポン機能
クーポンコードを入力、もしくは、クーポンのバーコードを読み込むと、クーポンの割引が適用されます。
アフターサービス(プロジェクトアプリ)との連携
アフターサービス(プロジェクトアプリ)で、利用したパーツや作業時間をOdooのバックエンドで入力しておくと、POSで請求金額を確認し、未払い金額を決済することができます。
在庫管理
バーコード
GS1コードをサポートしているので、QRコードがついている場合、QRコードを読み込むと、プロダクト、数量、パッケージ、シリアルナンバーを自動的にOdooにセットすることができます。
クラスターピッキング
複数のオーダのピッキングについて、オーダごとにボックスを分けまとめてピッキングすることができます。
製造
旧来のシステムは、物事が計画通りに進むことを前提としていますが、実際には現場ではイレギュラーなことが常に起こります。
Odooは自動化しつつも、柔軟さを保ち、周辺業務との連携をシームレスに実現します。
MES (Manufacturing Execution System: 製造実行システム)
タブレットがOdooにつながっていて、品質検査、ラベル印刷などのための機械がIoTボックスで統合されています。OdooはOPC UA (オープンプラットフォームコミュニケーション - 統合アーキテクチャ) をサポートしています。
フットスイッチコントローラでOdooを操作することができるので、両手を自由に使えます。
関連記事はこちら
Odoo V15リリース - 新機能や改善ポイント(1)
Odoo V15リリース - 新機能や改善ポイント(3)
Odoo V15リリース - Odooの強みや今後の展望
Photo by Joshua Earle on Unsplash
Odoo V15リリース - 新機能や改善ポイント(2)