販売や購買の取引でいくつかの外貨を使用しているのですが、どこで設定すれば良いですか?
1 回答
デフォルトで使用可能な通貨は EUR と USD のみなので(日本勘定科目テンプレートをインストールした場合は、JPY も)他の通貨を使うためには 会計 > 設定 > 設定
で「多通貨を許可」にチェックを入れる必要があります。
また、ユーザごとの設定も可能です。
設定 > ユーザ > アクセス権
から "Multi Currencies" にチェックを入れます。
為替差損益仕訳帳
会計 > 設定
に戻り、"Rate Difference Journal" を設定します。Rate Difference Journal は、為替レートが変化した際に、関連する勘定科目に対し差損/差益が記帳される仕訳帳です。
デフォルトで "Exchange Difference" が選択されますが、右のアイコンをクリックしたとき、
デフォルト借方勘定が「投資有価証券売却損」に設定されているかもしれません。これは間違いで、正しくは「実現為替差損」です。
通貨の設定
多通貨を許可すると、設定
に Multi-Currencies > 通貨
の項目が追加されます。ここから通貨の設定を行います。
たくさんの通貨がありますが、必要な通貨を選択して「有効」にチェックを入れます。
ちなみに、フィルタ
で 有効
を選択しますと、必要な通貨以外表示されなくなります。また、お気に入り > デフォルト使用
で、このフィルターをデフォルトにすることも可能です。
V8では、金額の丸め精度が通貨によらず一致していたのですが、V9では、通貨の設定画面で丸め精度を設定できます。
開発者モードに入り、通貨の設定画面で "Rounding Factor" を設定します。
デフォルトの "Rounding Factor" は "0.01" ですが、日本円は最小単位が1円なので、"1."ですね。
通貨の記号や、記号の位置も、この画面で適宜設定が行えます。
通貨の丸め精度については、こちらの記事もご覧ください。
為替レートの設定
レートの設定は VIEW RATE
から行います。
企業通貨のレートを "1" として、企業通貨に対するレートを入力するのが良いかと思います。
弊社の場合は企業通貨が HKD なので、 JPY に HKD に対するレートを設定しています。
エンタープライズ版ですと、為替レートの自動更新が設定で行えます。(Yahooファイナンスや、European Central Bankから情報を引っ張ってきています)
また、コミュニティ版でも、コミュニティモジュールをインストールすることにより可能ですよ!