Odooと共に成長する1年半:コタエルでの経験と展望

働き方の魅力とオープンソースの可能性
2024年1月5日 by
Odooと共に成長する1年半:コタエルでの経験と展望
Tatsuki Kanda (QRTL)

はじめに

はじめまして、コタエルの神田です。

私たちの会社は魅力的だし、伸びしろも持っていると思うのですがいかんせん零細企業なのでなかなか皆さんに知ってもらう機会がないという状況です。

最近は大企業人気もあり小さい会社に入って裁量権をもって働きたいと考えている人が少なくなっている気がしているのですが、その流れを簡単に変えられるということはないでしょう。しかし小さい会社でやっていくのにも魅力が十分にあります。

その魅力が少しでも紹介できたらなぁーと。小さい会社で働くと実際にはめちゃくちゃ大変なんじゃないだろうかとか、不安になると思います。(僕も入社前に「ベンチャー企業で後悔した話」みたいな記事を見てビクビクしていました。笑)

しかしなんだかんだと1年以上働いていてそこそこうまくやれていると思いますし、楽しく働いています。楽しく働けているというのは1日の3分の1を仕事している社会人にとって重要なことではないですか?そういう意味ではその時間をどのように使うか非常に大切ですだと思うのです。

同じようにコタエルで働くのが楽しいと感じる人もいるはずです。そんな人が1人でも増えてくれればよいなと思います!

この仕事の魅力について

私が主に考えている魅力は3つあります。それは

1,フェアでオープン企業文化

2,過度に従業員に負荷のかからない仕組み

3,Odooノウハウの蓄積

です。

フェアでオープンな企業文化

私たちのチームで目指すところとしてフェアでオープンであるということがあります。

コタエルは課題解決をもって価値を生み出しそこに対してタイム&マテリアルの方式で対価をいただいているという企業です。つまり実際にプロフェッショナルな作業をした分のお金をいただいているという仕組みです。

お客様に対して対価をいただくときにはその内容に納得していただくべきだと考えてます。そのためにその日行った作業についてタイムシートを15分単位でつけています。

それらはマネージャーの人がチェックしてプロフェッショナルとして納得できる仕事をした部分だけお客さんに対しての課金対象としています。さらにいつでもお客さんはそのタイムシートの内容を見ることができます。

もともとこれらはどのようにすればコンサルティングに対してより納得してもらえる仕組みにすればよいかと考えた末に今のシステムになっていったそうです。この仕組みはお客様からするとどの作業にどれくらいコストがかかっているのかを把握することができます。

お客様にたいしてフェアであることは自分のモチベーションにもつながってきます。仕事をしているのなかでこれは何のためにやっているのか。。?本当に意味ある事なのか?と疑問を持つ心配はあまりないでしょう。

働いているチームメンバーについても同じことが当てはまるということです。

例えば仕組みとしてぱっと思いついたもので

・チームメンバー同士のやりとりはオープンな場で行うことを推奨。

・上司や部下といった関係性はない。(役割はあります。)

・チーム全員の各パフォーマンスを見ることができる。

・チーム全員の働いている内容(タイムシート)を見ることができる。

部下や上司といった関係はなく、あなたの意見が聞かれないといったことはありません。(むしろガンガン意見を出す人は歓迎されると思います。)パフォーマンスはオープンにされるので納得感のある評価を受けられるはずです。

ここまでの内容だと、フェアでオープンこととはとても聞こえがよいように思います。

しかし別の一面も持ち合わせています。責任が伴っているということです。ある意味ごまかしは効かないということです。それはお客様に対してはもちろん、チームのメンバーに対してもです。そしてチームに参加してもらった新メンバーにもその責任と持ち合わせているということなのです。

もちろん新メンバーの人にいきなり結果をだせと言われてもOdooの経験がある人はほとんどいないでしょうし、なかなか難しいことはチームのメンバー全員がわかっています。だからそれが必ずしも求められているということではありません。ただどのように自分がチームに対して価値を出せるのかその説明は求められます。これは言い換えると姿勢が求められるとも言えます。お金をもらっているのだからプロフェッショナルとしての姿勢をみせましょう。将来どのようになっていくのか、どのようなことで貢献できるのかそのイメージさえもっていればあとはパフォーマンスはおのずとついてくると思うのです。

過度に負荷のかからない仕組み

基本的にはわたしたちは残業をしません。8時間の時間内であらかじめ今日やらなければならない仕事を考えてそれを実行していく形になります。

8時間は仕事に集中して取り組む必要がありますが仕事のある日でもそこそこ体力、時間的には余裕が持ちやすいと思います。結局負荷がかかると、日常生活に使用するエネルギーが減ってしまい、仕事のパフォーマンスが落ちてしまうということにもなりかねないのでかなり大事です。

お休みも比較的とりやすい環境だと思います。1週間の予定などを調整してうまくチームとコミュニケーションすれば特に何か言われるような環境ではありません。

(といっても私は昨年結構体調不良で有休を消化してしまいましたが。。。)

Odooのノウハウの蓄積

Odooの知見?オープンソース活動?

日本ではここが一番最適かと。コタエルが積み上げてきた何年ものノウハウがあります。

なかなかOdooの日本語の資料を見つけることは難しく、日本でOdooについての知見を独自に身に着けるのは難しいと思います。しかしここにはOdooを身に着けるためのヒントがゴロゴロあります。決してまとまって見やすい状態かといわれるとそうではないかもしれませんが、調べたら理解できる状態には保たれています。Odooの技術面、ビジネス面について興味のある人、ここが最短ルートです。

そしてOCA(Odooのオープンソースコミュニティ)で活動をしているのは実質現状うちだけという状態です。

オープンソースの魅力はコードの技術を学ぶことができる、コミュニティに貢献できる、コミュニティ全体でOdooというプロダクトをよくすることができることです。

なぜOCA活動しているのかということについてなどは別記事に、、

ただとにかく世界中のOdooにかかわるトップの人と関われるのは良い機会です。

最後に

いま多くのお客様から連絡をもらっているのに、リソースの面から断ってしまったり、少し待ってもらっているような状況が続いてしまっています。本当はもっといろいろなプロジェクトをスピーディーにこなしていき、日本の多くのお客様にOdooを使用してもらい、その価値を感じてもらいたいと考えています。

しかしリソースが足りていないのです。

そこであなたが必要です。あなたがコタエルをドライブしていってください。そしてそのチャンスが存分にあります。あなたが活躍すればその活躍を認められる環境です。ぜひお待ちしております。

Photo by Unsplash  Annemarie Schaepman  

Odooと共に成長する1年半:コタエルでの経験と展望
Tatsuki Kanda (QRTL) 2024年1月5日
このポストをシェア
アーカイブ