基本情報
ライセンス:AGPL-3
オーサー:Tecnativa
URL:https://github.com/OCA/hr/tree/10.0/hr_attendance_report_theoretical_time
機能紹介
インストールすると、勤怠>レポート 下に「Theoretical vs Attended Time」のメニュー項目が追加されます。
画面を開くと、従業員毎に、「Worked」(勤怠実績時間)「Theoric」(勤怠理論時間)「Difference」(理論と実績の差)が表示されます。
勤怠理論時間の計算材料は次のとおりです。
従業員(リソース)に割り当てた「作業時間」(曜日毎に開始時刻と終了時刻を定義)
従業員の休暇
祝日カレンダ
例えば、
従業員の「作業時間」から計算される月の稼働時間=168時間(ここでは祝日を無視したもの)
その月の従業員の休暇=8時間(1日)
その月の祝日=8時間(1日)
とすると、勤怠理論時間は、168-8-8=152時間 となるはずです。
ですが、2020年3月時点で、このモジュールの動作確認をする限り、従業員のタイムゾーンを考慮した計算となっていないように見受けられ(勤務実績時間の集計に、標準時からの時差が考慮されないため、早朝勤務が前日にカウントされるなど)、日本で使用するには機能改善が必要と思われます。
補足
「作業時間」の定義について
ちなみに、「作業時間」の画面は次のとおりで、いくつでも定義可能です。働き方が多様化していて、就業時間が従業員毎にまちまちである場合は、従業員毎に作業時間を定義するのが妥当かもしれません。
祝日の定義について
祝日定義は、hr_attendance_report_theoretical_time モジュールの依存モジュールにである hr_public_holidays により機能が提供されます。「休暇 > Public Holidays > Public Holidays」のメニュー項目にて定義します。